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福島第一原子力発電所の状況(2月14日現在)

2013年2月14日(木) 22時10分
 東京電力が2月14日午後4時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。

※2月6日午後1時頃、3号機使用済燃料プール上部に残存する鉄骨トラス瓦礫の撤去作業を行なっていたところ、油圧フォーク2台により吊り上げていた鉄骨トラス瓦礫が二つに破断した。破断した二つのトラス瓦礫は、油圧フォークで把持した状態であったが、破断した片側のトラス瓦礫が使用済燃料プール内に留まった。同日午後2時6分までに、二つのトラス瓦礫を油圧フォークで3号機原子炉建屋南側ヤードに移動した。

その後、当該瓦礫撤去作業前に使用済燃料プールに存在していた燃料交換機マスト(*)と思われる瓦礫が、作業後の画像において確認できなかったことから、2月7日午後1時頃、使用済燃料プール内に水没した可能性があると判断。なお、使用済燃料プールの水位、使用済燃料プール水の核種分析結果、およびモニタリングポスト指示値の有意な変化は確認されていない。

2月13日午前10時36分頃、準備が整ったことから、水中カメラによる使用済燃料プール内の状態確認にあわせて、燃料交換機マストと思われる瓦礫がどのような状態で水没しているか、調査を開始。

同日午後2時24分、調査を終了。調査の結果、大きさ・形状から燃料交換機マストと同定し、当該マストが使用済燃料貯蔵ラックおよびライナに直接接触していないことを確認。

*=燃料交換機マスト:燃料集合体を移動する際に使用する掴み具を昇降するための伸縮性のポール(長さ:約5~23m、重さ:約1.5トン)

※2月14日午前8時55分頃、乾式キャスク仮保管設備において、全面マスクを着用して土木作業を行っていた作業員が、作業終了後に全面マスクフィルタを付けていないことを確認。

当該作業員の顔面、鼻腔、全面マスク内の汚染検査を行ったところ汚染は確認されなかったが、全面マスクフィルタを付けていなかったことから、ホールボディカウンタを受検し内部取り込みのないことを確認。また、顔面部以外についても身体汚染はなし。なお、当該エリアの空気中放射能濃度の測定を行った結果、検出限界未満(検出限界値:3.9×10のマイナス6乗Bq/立方cm)であり、マスク着用基準(2×10のマイナス4乗Bq/立方cm)を超えていないことを確認。

※2月12日午前11時2分、3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)へ溜まり水の移送を開始。2月14日午後1時38分、移送を停止。

※2月14日午後1時10分頃、2号機タービン建屋1階において、全面マスクを着用して配管切断作業に伴う干渉物品移動作業を行なっていた作業員が、作業終了後の汚染検査で顔面および全面マスク内面が汚染していることを確認。

そのためホールボディカウンタを受検し内部取り込みのないことを確認。なお、顔面部以外の身体および鼻腔について汚染検査を行ったところ、汚染がないことを確認。なお、当該エリアの空気中放射能濃度の測定を行った結果、3.4×10のマイナス4乗Bq/立方cmであり、マスク着用基準(2×10マイナス4乗Bq/立方cm)を超えていることを確認。

《編集部》

福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における水中カメラによる使用済燃料プール内の調査。燃料交換機マスト下端(撮影日:2013年2月13日) 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における水中カメラによる使用済燃料プール内の調査。燃料交換機マスト上端(撮影日:2013年2月13日) 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における燃料交換機マストと思われる瓦礫の水没の可能性。瓦礫撤去作業前(撮影日:2013年2月4日) 福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去工事における燃料交換機マストと思われる瓦礫の水没の可能性。瓦礫撤去作業後(撮影日:2013年2月6日)

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