ジャラハニーの正しい保存方法について分かりやすく解説!はちみつの賞味期限や開封後の保存方法などご紹介!


「使いかけのはちみつは冷蔵庫に入れているけどこの方法であってる?」



「白く固まってしまったけど捨てるべき?」



「賞味期限がとても長いけどなぜ…?」
などと、悩んだり焦ってはいませんか?
ジャラハニーも含むはちみつは未開封も開封後も常温保存でOK なんです!
今回の記事では正しい保存方法だけでなく、固まってしまったときの対処法や、なぜはちみつは腐りにくいと言われるのかを解説します。
記事を読み終えた後には 、
- 「はちみつに関しての知識はバッチリ!」
- 「腐る原因も理解したのでこれからはしっかり回避・対策ができる」
- 「安心して長くはちみつを楽しめる!」
という状態になりますよ。
正しい保存方法をマスターしてこれからは安心して美味しいはちみつを食べましょう!
ジャラハニーは結晶化しないって本当?
はちみつの結晶化とは?
液体のはちみつが固形状になってしまうことを「結晶化」といいます。
主な原因は①保存場所の気温が低い②振動が加わった③主成分であるブドウ糖といわれています。
様々な種類があるはちみつの中でもジャラハニーは特殊で、グリセミック指数(=GI値)が低いために、結晶化して固まるということがほとんどありません。
健康効果が高いだけでなく、結晶化しにくいため長い期間保存していても使いやすいという点でもジャラハニーはかなりおすすめできます。色は濃い琥珀色からダークブラウンであることが多いです。
※グリセミック指数(GI値)とは、炭水化物の消化~糖に変わるまでの速さのことをいいます。
一般的なはちみつ



じゃあジャラハニーと同じく有名なマヌカハニーは固まるの?
ジャラハニーが固まりにく成分だということは分かりましたが、全く固まらない!というわけではありません。
賞味期限も大事ですし、正しい保存方法でなければ他のはちみつ同様に結晶化してしまう場合もあります。
では、固まる原因や結晶化するとどうなるのか具体的にみてみましょう。
結晶化しやすいはちみつ、しにくいはちみつ
ブドウ糖と果糖の割合によって結晶化しやすいかどうかが決まります。
日本のはちみつのなかでいえば、結晶化しにくいはちみつは、アカシア蜜。最も結晶しやすい蜜と言えば、菜の花蜜といわれています。
結晶化するとどうなる?
- 結晶がざらつきのある状態
- 結晶粒子は細かくクリーム状
はちみつによって結晶化した後の状態もそれぞれ異なります。
結晶化のはじまりは、容器の底に粒々した白い固まりが見られることです。
それが進むにつれて、容器の下側からその白いぶつぶつ(結晶)が広がっていき、全てが結晶化すると全体が真っ白な状態となります。
原因
先にも軽く触れましたが、結晶化の原因は主に3つです。
①気温が低い
15~16℃以下になると結晶化が進むといわれています。
冬場などの寒さだけでなく、日当たりが悪い場所でも固まりやすいそうです。
②振動が伝わっている
はちみつの中には気泡があります。それらに振動が伝わるとはちみつが結晶化してしまうのです。
移動などで容器が振られたり、振動が伝わりやすい場所に保存していると固まりやすくなります。
③ブドウ糖が多い
・結晶化しやすい…純粋はちみつ
・結晶化しにくい…加工はちみつ(加糖、精製)
果糖が多い種類のはちみつは固まりにくいと言われています。純粋はちみつでも、果糖が多い場合は固まりにくいパターンはあります。
結晶化はカビのように見えてしまうので初めて見た人はびっくりするかもしれません。
しかし、これははちみつ自体の品質には全く問題ありません。
結晶化してもそのまま料理に使っても良い!
はちみつの味や品質には何の影響もありません。
ジャラハニーの正しい保存方法
寒い所がダメと言いましたが、直射日光が当たる場所や温度変化が大きい場所(ストーブの近くなど)も保存場所には適しません。
はちみつの保存に最適な場所は、食器棚や吊り棚の中になります。
特に天井に近い場所なら温かい空気も触れやすく、振動に影響されることもなく保存できますね。
夏場であっても常温保存で大丈夫です。
キャップの開け閉めも楽ラク!おすすめ保存方法の紹介↓



「半永久的?」はちみつを買うと賞味期限がちゃんと書いてあるけど、
さすがにそれは守るべきだよね?
そうです、商品にはきちんと「賞味期限」というものが設定されています。
はちみつの場合はどうなのでしょうか?
はちみつの賞味期限は長い?



「はちみつは腐らない」っておばあちゃんから聞いたことある!
そうなのです。大体2~3年の賞味期限がついているはちみつですが、純度100%のはちみつは腐りません。
はちみつは殺菌作用が強く、糖度が高いという理由で菌が繁殖しないからです。
添加物入りのはちみつは傷むことがあるので注意してください。
腐りにくい理由とは
殺菌作用が強いこともそうですが、他にも腐らない理由があります。
- 水分量が20%と少なく、保存に適している
- 糖度が高く菌が繁殖しにくい
- 弱酸性の性質
これらの理由から長く保存することができますが、はちみつ本来の風味や香りは年月に伴って損なわれます。
その風味を保てる期間として設定されているのが「賞味期限2~3年」ということです。


賞味期限切れ状態の判断の仕方
前述したとおり、はちみつは腐らないのが基本ですが、仮に腐った場合はどういう状態が見られるのでしょうか?
これらの状態がひとつでもみられる場合は腐っている可能性があります。
腐る原因は以下のようなものが考えられます。
・開封した際に瓶の中に水分が入ってしまった。
・あやまって指を入れてしまった。
⇒雑菌が侵入し腐る原因となります。
・水あめなどの添加物が入っていた。
⇒水分の割合が増えるために腐る場合がある。
問題のない変化


・結晶化
・白い点々
・黒い変色
黒い変色というのは、糖がカラメル化したものなので問題ありません。
純度が高いはちみつほどカラメル化しやすかったりします。
見た目が気になるという方は、砂糖の代用として料理に使うのがおすすめ。
開封前と開封後の保存方法
はちみつは未開封でも開封後でも状態は特に変化しません。
正しい保存方法は上記で説明いたしましたが、開封後の保存について更にポイントと整理しておきましょう。
開封後の保存について<注意点>
開封後も常温ってなんか変な感じがしますが、これらの正しい保存方法を覚えておけば安心して長く美味しいはちみつを楽しめそうですね。



やっぱり一度開けると冷蔵庫に入れたくなってしまう~
やはり温度が大切ということで、開封後も冷蔵庫や冷凍庫は保存には適さないのでしょうか?
保存温度が大切!冷蔵庫や冷凍庫での保存はNG?
解説してきたとおり、冷蔵庫で保存しても賞味期限が伸びるわけではなく、固まってしまうだけなのでおすすめしません。
では冷凍庫はどうでしょうか?
結論から言うと、はちみつを冷凍庫にいれてもカチカチに凍ることはありません!
※ここで言う「凍る」は前述した「結晶化する」=固まるとは異なります。
冷凍庫から出して数分間放置しておくだけで使えるようになります。
冬の季節に低い室温によって結晶化してしまうことを防ぐために冷凍庫に入れておくことは効果的です!
保存するときは保存袋などに小分けにしておくと便利です。
中の空気はしっかり抜くように注意してくださいね。


結晶化してしまった!もう食べられないの?



うっかり間違った方法で保存してしまった…。はちみつ無駄になっちゃうのかな(泣)
では万が一結晶化し固まってしまった場合の対処法をお伝えしておきます!
固まったはちみつの戻し方
①湯煎する…マドラー等でかき混ぜながらゆっくり1時間くらいかけて溶かします。
②電子レンジを使う…加熱しすぎに注意してください。
③カイロを使用する…半日くらいかかりますが、ほったらかしで元に戻すことができます。
そのままでも美味しい
固まったはちみつは「シャリッ」とした食感が特徴。
トーストやクラッカーに乗せて食べると、いつもと違ったはちみつが楽しめますよ。
はちみつのおすすめ消費レシピ


はちみつはギフトで喜ばれるものとしても人気ですよね。
いつでも使えるお手軽おすすめレシピを紹介します。
はちみつプリン
材料を入れて混ぜてレンジでチンするだけ!はちみつの優しい甘みとプリンの風味が最高です。
簡単に作れちゃうのも嬉しいですね。
はちみつレモン
定番のレモンのはちみつ漬け。全ての材料が無添加だとさらに嬉しいですね。
甘味と酸味のバランスが抜群だとか…!
そのままはもちろん、ムースなどに添えるソースの役割もしてくれます。
はちみつクッキー
バターとはちみつの風味たっぷりのクッキー。想像するだけで美味しそう…。
焼きたての香りを楽しみたいですね。材料も3つで簡単おすすめ!